「和歌山県園部地区で何が行われているのか」
文と写真:大手町文哉

「犯人」扱いされている夫婦の自宅前
には100人もの報道陣がいる。
 7月25日、和歌山県園部地区で発生した毒物カレー事件。4人の死者、60人にものぼるヒ素中毒者を出した事件は未だ解決されていない。ここ連日この園部地区に住む夫婦がこの犯人であるかのような報道がなされている。目隠しはされているが顔を掲載する雑誌、空撮によりその人物の住居が分かるような写真。連日100人近い報道陣がこの人物の家を取り囲み、80近い脚立が家を取り囲んでいる。
 この光景は以前行われた報道先行によるえん罪事件である「松本サリン事件」「三浦和義事件」と全く同じ状況である。日本のマスコミはまた同じ様な過ちを犯そうとしているのだろうか。興味本位で視聴率を稼ぐために、雑誌の売り上げを伸ばすために、スクープの為なら... 。これらマスメディアによる魔女狩り同然の行為と人権無視の実体を現地での一ヶ月に及ぶ調査でレポートする。
 また文中に登場する社名や名前は現在も取材中であり、事件が解決していない事から匿名となっていることをご了承いただきたい。

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